高校時代を思い出す

さて、旅も半分以上が終わって、最終目的地に来て、あと1週間ほどでイギリスに戻ります。

f:id:satomioya:20180404223444j:plain

 

アテネから1時間ほど飛行機に乗って、クレタ島イラクリオンという都市に来ました。泊まっているのは郊外エリアですが、イラクリオンの市内まで海沿いの道を歩けば30-40分で行けます。ローカルバスに乗るのがめんどくさいし、時間を選べば暑くないので、行きも帰りも歩くことにしました。車があるとイラクリオン以外の市にも行けるので、行くなら国際免許(もしくはEUの国の免許)を持ってレンタカー借りて...がいいでしょうね。

f:id:satomioya:20180404224004j:plain

こんな綺麗な海を横目に一人で歩いてたら、またいろいろ思い出して考えてしまう...笑

 

てなわけで、考え事について書きます。笑

 

今日は高校時代のことを思い出してました。

厳密には高校のことではないんですが、高校2年生のときです。

 

当時からいろいろやりたがりだったので、自分の高校と地元の国立大が協定を結んで行っている高大連携プログラムというのに参加して、少額で地元国公立の教養科目を1科目だけ受けてました。

そこで経験したことが、その後の進路に大きな影響を与えています。

今日はそのことを思い出しました。

 

科目の基本的な情報

  • 教養科目で学部関係なし
  • 火曜5限(なので、高校の授業が終わった後に参加できた)
  • 毎回ディスカッション(レクチャーが一切ない)
  • ディスカッション用グループが定期的に変わる
  • 日本語での授業
  • 日本語レベル高めの留学生が参加しており、約1割ぐらいを占める
  • 人気なので抽選
  • 法学部の先生が教えている
  • グループプレゼンテーションと個人レポートで評価
  • ディスカッションのお題はさまざまな社会問題について
  • 留学生以外は学部1年生

 

(個人的に)参加して良かったこと

  • 日本の大学の一面を知れたこと
  • 自分の勉強したいことがわかったこと
  • 自分の高校の卒業生以外の大学生の知り合いや友達ができたこと
  • 留学生の知り合いや友達ができたこと
  • 社会問題について考える機会がたくさん得られたこと

 

(個人的に)参加して悪かったこと

  • 部活を週に1回休まなければならなかったこと
  • 交通費(モ◯レー◯は高いですね...)

 

基本的な話はこれぐらいにして、このプログラムについての何を思い出していたのかという話ですが、上記にも書いた通り、グループプレゼンテーションがアセスメントとしてありました。そのグループプレゼンの話です。

そもそも、1グループの人数が多くて(7人ぐらい)、当時はみんながみんなスマホを持っていない時代(だいたいガラケー)でした。

正直言うと、このグループワークはめちゃくちゃでした。笑

まず、リーダーを決めなくてはいけない場面で、"おまけ"で参加している高校生の私が指名されました。ほかにやってもいいよという人、やりたいという人がいなかったし、高校生の私は年上の大学生に嫌だと言えず、やらざるを得なくなりました。

そして、それまでリーダーポジションの経験はあったものの、ここは大学なので、中学・高校とはわけが違うことを思い知らされました。まず、自分はほとんど大学に来ないし、仮に大学生であっても、中高とは違ってクラスもないし、この科目は学部ごちゃまぜなので、この授業でしか会えません。

みんなのメアドを集めて、メールで連絡しても返信しない人が半分ぐらいはいましたし、みんなの時間割がばらばらすぎて集まってミーティングすることもできませんでした。

そして、私がまとめる能力がなかったのか、私を支えてくれる人がいなかったからか、理由はなんであれ、唯一みんなが集まる授業の場で、プレゼンの方向性を決めるとき、コミュニケーションの問題が起きました。そして、誰も気づかなかったか、気づいていても指摘しませんでした。

 

まず、お題は「格差」にしよう、ということになりました。

当時の私たちは全くつっこまなかったのですが、今の私、いや大学1年の私でも

「テーマでか!!」笑

格差って言っても、なんの格差なのか、格差の何について話したいのか。

私は、「所得格差から生じる問題」についてテーマにしようと、グループに伝えていたのですが、伝わっていなかったらしいです。

 

それぞれが

所得格差からの教育格差(例:日本)

所得格差からの健康格差(例:アメリカ)

カナダで所得格差が生まれた経緯(技術の発展うんぬんかんぬん)

日本の所得格差の是正方法(累進課税と消費税)

所得格差の測り方(ジニ係数

を話す、めちゃくちゃなプレゼンになりました。もちろん、評価は...お察しください。

 

参考文献やらプレゼンスタイルやら、他にも問題はたくさんありましたが、それ以前に一貫性のないプレゼンをしてしまったこと、すごく強く記憶に残っています。

 

なぜなら、やっぱり自分がリーダーとしてグループをまとめきれる能力がなかったこと、何より、この矛盾に気づいたとき(プレゼン1日前ぐらい)、「今さら言っても遅いだろう」と諦めたことが悔しいです。

 

今の時代ってLINEがあるからまだ連絡しやすいし、ファイルの共有もGoogle Driveでできる。けど、私のときはそれがまだメインストリームではなかった。まぁ、そんなことを言えば、メールのなかった時代うんぬんという話になるので、技術環境に文句は言えません。

 

今日考えてたのは、「あのプレゼンはどうやったら、もっとましなものになってたんだろう」ということ。

自分を責める内容ならいくらでも言えます。

Day1から、自分の言いたいこと言えてませんでした。言っても、相手に伝わっているか確認ができていませんでした。たぶんそれが大きな原因だったと思います。

あとは、グループメンバーがあまり真面目じゃなかったかも。一緒にグループワークしてるようでしてないようなものだったから、みんながどれだけやっていたのかわからないんですけどね。

そう考えると、グループワークの時間がとれなかったのも問題ですね。こればかりはどうしようもない。

 

...自分たちだけで解決できただろうか?

 

てなわけで、大学側ができたことを考えてみました。

 

プレゼンをやるにあたってのガイダンスを細かくする。

ガイダンスはあった。けど内容がすっごい大雑把...というか薄い。

「今回wiki使うのはokだけど、ほかの授業では基本ダメだよ」

「パワーポイント使ってね」

それぐらいしかなかったと思います。

 

まず、このプレゼンにおいて何が期待されているのか、何が評価されるのかの説明は欲しかったです。

評価項目、評価基準(例:〜ができたらA/B/C)、含めるべき事項の説明が必要でした。そして、口頭だけでなくWordなどにまとめて、学生と共有すべきでした。

また、以下の指導を行うべきだったと思います。

  • リファレンスのやり方
  • パワーポイントの作り方(主に色や文字の推奨)
  • グラフのアドバイス(ナンセンスな円グラフ・3Dグラフは使うな、とか)
  • 話し方
  • グループワークの進め方のアドバイス

口頭のみならず、全て紙かデータで学生と共有。

あと、グループ名簿はあったけど、メアドも名前と一緒に載せてもよかった気がします。(プライバシー云々の場合は仕方ないけど、うちの大学では大学アカウントのメアドが載ってました。。。)

もう少しわがままを言うなら、オフィスアワー設けるなり、メール受け付けるなりして、事前にパワポを見てフィードバックしてもらえる特典が欲しかった。ご多忙なのは知ってるので、ほんとにこれはわがままな要望だけれども。

 

私は、「イギリスの大学では〜」と言うのが嫌なんですが、上記の提案はイギリスでの経験がもとであることを最初に断っておきます。イギリスの例を使って日本の批判するのはあまり良くないと思ってるのですが、ここだけは取り入れてもいいんじゃないかなって合理的に考えても思うからです。

まず、アサイメントの目的、評価について説明するのは当然だと思います。なんのためにやっているのかわからないし、最終的に評価されないことをやってとんちんかんなプレゼンを作っても意味がないからです。こういうのは、module outlineにして、day 1からわかるようにしておくべき。

それに、一年生対象にしてるんだから、プレゼン自体のガイダンスがもっとしっかりしてていいはずだと思います...レポートのガイダンスにいたってはゼロだったので、何をどう書けばいいのかわからなくて困りました。そのとき質問しなかった私も悪いですが、たくさんの学生からわーって質問が来て答えたり、変なレポート読まされて評価に困ったりするより、きちんと時間を使って説明したほうが合理的な気がします。

うちの大学では1年生のモジュールだと必ずアセスメントのガイダンスだけに特化したレクチャーやセミナーがありました。

あと、ほんとにデータ共有が少なすぎて、時代のせいもあるかもしれませんが、効率性が悪いです。今はblackboardみたいなプラットフォーム使って、改善されてることを祈ります。

オフィスアワーや事前のあれは先生のキャパ次第ですが、アサイメントの評価やガイダンスについては一回作れば使い回しできるし、修正箇所があってもちょっと直すだけで済むし。あと、授業の構造的にも、一回1時間半で30〜50分ぐらいをガイダンスに使ったって支障ないカリキュラムでした。

 

もちろん、私たちグループに非があるのは間違いないのですが、上記の提案をした理由は、相対的に私たちのグループはひどく劣っていなかったからです。

 

 

他のグループのプレゼンがどうだったか踏まえて考えたとき、自分のグループがひどいのには変わりがないけど、「こことは天と地の差だわ〜」っていうグループがあったわけでもないし、記憶に残るものは特になかったです。申し訳ないけど。だから、私のグループの人間がずば抜けて悪かったというわけではないと思います。

みんな少ない情報で、かつ時間やその他厳しい条件のもと、試行錯誤してプレゼンを作ったのではないかと思われます。

みんな価値あるテーマに取り組んでいたので、ガイダンス次第でもっと良くなったのになぁと思いました。

 

でも、もちろん私たちのグループに非があり、ガイダンスをやってもめちゃくちゃなプレゼンをしていた可能性もあります。ただ、ガイダンスがあったらましだったかも、という話です。私はおまけですが、他の学生は学費を払っているわけですし...安いけど...

 

高校のときの話なので、今は変わってるかもしれません。

 

適当にぼやっと考えて言葉にしてみたかったので書きました。

この某地元国立大学の学生さんおよび卒業生の方、教職員の方々、ディスった感じみたいになって申し訳ないです。