海に思いを馳せて

自分のテーマ/モットーを模索中 from Southampton

日本をマーケティングする

ごぶさたしています。

ようやく課題が終わりまして、あとは日本に帰国するまでの日々を待つのみ。まだ授業があるので、予習復習はやらなきゃいけないんですが、なんせ課題が終わったので、やる気が全く出ません。

前回の記事を書いてから、いろいろなことがありまして(Twitterでフォローしてくださってる人は知ってると思う)、ちょっとイレギュラーなこともやってしまいましたが、元気にしております。

その中で一つ特別これだけは書きたいということがあり、今日はそのことについて書きます。

 

最近知った事実(いや、前から察してはいたけど...)

「うちの大学(サウサンプトン)は日本人に人気がない!」

 

インターナショナルオフィスのベトナム・タイ・韓国・日本担当の方(以下、N氏)が嘆いておりました。どうやったら、日本人にもっと知ってもらえるのか?もっと興味を持ってもらえるのか?N氏とディナーをしたときに聞かれました。

そのときはカジュアルな会話で、N氏の広告はどういう形にすべきだと思うかという件について日本人視点からもう一人の日本人の友達と一緒に意見を出しました。(ちなみに日本の電車や駅などに大学の広告を出すべきかと聞かれて、それは安っぽいからやめた方がいいと返しました。)

でも、なんとなくこのままでは終わらせたくなくて、後日N氏に「有給・無給問わないので(正式に)日本人学生のマーケティングのお手伝いさせてください!」と頼み、N氏とのミーティングから、マーケティングのお手伝いが始まりました。

ミーティングでは以下の質問に対し、日本人としての意見を出しました。

 

『まず、日本人は留学に何を求めてるのか?』

◎語学力向上・異文化体験

◎日本にない学問領域(イギリスだと開発学など)

◎アメリカ・イギリスの大学(のMBA)という肩書き

◎日本にない学問の形式(アメリカ・カナダの一部ならリベラルアーツ)

◎ディスカッションベースの授業など日本と違う授業形式、アートなら日本の芸大とは違うスタイルの教え方

◎日本よりレベルの高い自分の学問分野

◎自分の興味分野に強い教授や研究室

 

『日本人が正規留学をしない理由は?』

◎学歴

アイビーリーグ・世界のトップ大学を除いては、日本での就職に不利だと考える。

◎就活

ー日本の就活時期に合わせるのが難しい。

◎費用

ーアメリカ・イギリスなどは学校にもよるが、学費が日本の国公立や一部私立に比べてずっと高い。また日本政府や民間からの支援もそんなに多くない。学生ローンや利子付きの貸与奨学金などはあるが。アメリカは奨学金を出してくれる学校もちらほらあるが、イギリスは多くない。

◎日本の大学で満足

ー海外留学は短期の語学留学もしくは交換や派遣留学で十分。日本の教育水準は高いし、わざわざ海外で学位をとる必要がないと考える人も多いのではないか。学びたいことが決まっていて、それが日本にあって、リベラルアーツなどのフレキシブルさなど日本にない要素を求めていなければ、海外に出る必要がない。

 

『なぜサウサンプトン大学ではなく、ほかのイギリスの大学、もしくはほかの国?』

サウサンプトン大学はいわゆる理系の学問において評価を得ている=文系に不人気?

ー日本人で留学をする人は、交換・派遣留学を含めていわゆる文系よりの学生が多い。私もその一人だし、人文科学・社会科学・ビジネス・開発学や平和学・アートなどを専攻する学生が多い。もちろん理系の留学生もたくさんいるが、日本の大学の方がレベルが高いと思う人が多いし、イギリスよりはアメリカを選ぶ人も多いだろう。理系では、学士・修士というよりは博士・ポスドク・ビジターリサーチャーという形の留学の方が主流っぽい。

*ちなみに日本語の情報が載っているサイト(留学エージェントなど)には、理系の強みしか書かれていない。

◎そもそもサウサンプトンという都市や大学自体を日本で知られていない

ー就職で不利と考える人も多いかと思う。また、知らないということから、留学先を決めるときに検討されない場合があるかもしれない。

◎日本と似ている学問形式

ー一般教養はないものの、最初から学びたいものを決めてそれに集中する形は同じ。フレキシブルさを求めている学生には合わない。

◎イギリスの日本人留学生に人気の開発学・平和学系統のコースがない

ーその他のイギリスの大学と比較すると、これが最大の問題かもしれない。いわゆる文系でわざわざイギリスに学士・修士を取得しに来る人に人気の学問だからだ。国際関係学のコースはあるが、開発学・平和学といったコースはない。

奨学金

ー大学が出している奨学金がもしかするとほかの大学に比べて少なかったり、アメリカやほかの国の大学より奨学金が獲得できるチャンスが少ないかもしれない。

◎現地就職

ー海外の現地で就職を考える人にとって、イギリスはほかの国に比べると求めるキャリアによっては魅力に劣るのかもしれない。

 

 そして、これらを検証した上で何ができるか考えてみました。

◎就職の懸念を解消

卒業生の就職状況の情報を収集し、それをホームページや留学フェアで見せる冊子に載せる。内容的には、卒業生の専攻と就職先の企業名(+卒業生のメッセージ)。

またロンドンに近いことから、ロンドンキャリアフォーラムなどの就活イベントにも参加しやすいこと、実際サウサンプトン大学に企業やJob Tessioといったリクルート会社が訪問に来ることも重要な情報だと思います。

奨学金

実は日本人向けの奨学金がすでにあるのだとか。留学フェアで奨学金に関する日本語のリーフレットを見せることに。

サウサンプトンの名前を売り出す

これがいちばん難しい。

留学エージェントに左右されやすい部分もある。たとえば、私の場合だと留学エージェントはサウサンプトン大学というチョイスに賛同してくれたものの、北イングランドの某総合大学も勧めてきた。社会学が強いという意味ではなく、単に留学生へのサポートが手厚いというだけのこと。

また日本の企業にリーチするには、やはりランキングを上げること。

そして、サウサンプトンの持っている技術を日本の企業に売っていかないといけないと個人的には思う。日本の大学との共同研究で日本のビジネス・社会に大きく貢献できたら、名前も売れるのかな。このへんはわかりません。

あとはやはり、卒業生が日本で活躍すること。学歴社会の日本だから難しいかもしれないけど、裏を返せば学歴社会だからこそサウサンプトン大学卒の著名人が何人も現れれば、日本人の認識も変わるかもしれない。

最後に、これは冗談だけど、地名としてはタイタニックで推すしかない。笑

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◎文系のコースに関する情報をもっと発信する

ランキングが高いコース・アートやファッションのコース(日本の芸大との違いを推すべき)・地理学&人口学コース(イギリスの学部課程で人口学が学べるのはうちの大学だけ)・その他大学側として推したいコースや研究分野を推して、メッセージとして伝えるべきだと思う。これらを大学のサイトや留学フェアの日本人向け資料だけでなく、留学エージェントのサイトにも反映させること。

◎私やほかの在学生・卒業生がサウサンプトン大学についてSNSやブログなどインターネットを通して発信していくこと

これ意外と効果があるらしいです。笑

私のブログは知名度なんてほぼ皆無だけど、

わたぽんWorld-UK | 夢を追う僕のイギリス大学留学ブログ

このブログなんかすごい。同じ大学の日本人のお友達のブログで、サウサンプトン以外のこともたくさん書いてるけど、大学の話も面白く書いてる。

それから、実際にアメリカの大学の知り合いがアドミッションオフィスのお仕事で日本人のapplicantsとやりとりをしていると、「ブログ見てます」「ツイッターフォローしてます」と言われるのだそう。

私もサウサンプトンに来る前に別のブログでサウサンプトンで学ぶことについてブログを書いていたら、同じ時期にうちの大学で留学を始める交換留学生・ファウンデーションの同期となる人と知り合った。そういえば、ツイッターでも、渡英前に上記のわたぽんや既にサウサンプトンに交換留学で来ていた交換留学生と知り合った。これらはたまたま方向性というか、向かう場所が同じだっただけ。

今のブログやツイッターを通して、誰かがサウサンプトン大学に興味を持ってくれたら嬉しいけど、そのためにはもっと有益な面白い記事を書かないと!笑

 

ブログを読んでくれたみなさんは、どう思いますか?

 

何で日本人は留学したいと思うの?もしくは、思わないの?

何でイギリスなの?もしくは、ほかの国(アメリカ・カナダなど)なの?

何でサウサンプトンではなく、ほかの大学なの?

意見・アイデアあれば、ぜひコメントもしくはツイッターでリプとばしてください!

 

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